こんばんは。野田です。
中学受験でも高校受験でも、計算力は合否に大きく影響します。
計算問題の配点が大きいのはもちろん、文章題だって、計算しないと答えは出ないですからね。
で、今日は中学受験をする際に、計算で、必ずクリアしてほしい「分数」についてのお話です。
算数が苦手な人は特に読んでくださいね。
中学受験で「分数」が大事なワケは?
受験で分数が大事になる理由って何でしょう。
いろんな理由がありますが、一言で言うと、
「分数を使った方が計算が早くなる」問題がよく出題されるから
です。
小数のかけ算って、繰り上がりとか、筆算の足し算とか、計算ミスしやすい所が一杯ですよね。
小数の割り算って、桁が多くなると大変ですよね。
出題する先生もそれをわかっていて、
「分数で計算すると、早いんだな〜これが!」
って問題を出してくるワケです。
具体的にはどんな問題?
いろんな例があるのですが、今回は3例だけ。
答えが出たら、先生に見せてくださいね。
あと、わからなかった場合も。是非やり方をマスターしましょう!
1)桁が多くて「ゲーっ」ってなる問題
1.28 ÷ 0.0224 =
これ、見た瞬間に嫌だなーと思うかもしれませんが、小数を分数に直して計算すると、約分ができてとっても楽です。
1.28を128/100に、0.0224を224/1000に直して計算してみましょう。
2)小数と分数が混ざっている問題
0.56 + 11/75(75分の11)
分数を小数に直すと割り切れなくなりますね。
こう言う場合は、小数を分数に直してみましょう。
分数に揃えて通分すれば、あっという間に計算できます。
3)整数がたくさん並んでいる乗除の問題
7÷52÷9x44x13÷11 =
筆算をすると「割り切れないよー」と止まってしまう問題ですね。
これ、整数を分子と分母に振り分けて計算すると、あっという間に約分ができるので、とっても簡単に答えが出ます。
たくさん計算して、判断する力を磨こう!
もちろん、小数のまま計算した方が早い場合もあります。
「じゃあ、どう言う場合に小数のまま計算するんですか?」
って質問が出てきますよね。
ここの判断は、たくさん計算問題を解いて、経験の中から身についていきます。
もうちょっと正確に言うと、たくさん計算問題を解きながら、先生から
「この場合は分数が良いよ。」「この場合は小数が良いよ。」
と言う話を聞いて、だんだん身に付いていきます。
千里の道も一歩から
計算も全く同じ。
受験までは、まだ時間があります。
焦らず、慌てず、じっくり身につけていきましょう。