漢字を覚えるためには書く練習が必要です。
小学生は毎日のように漢字ドリルに触れていますよね。
でも、練習の仕方が悪かったり、ただ何も考えずに書く作業だけ繰り返したり…。
それではなかなか頭に入ってきません。
漢字を練習するときのポイントをまとめます!
よくある悪い練習方法
「練習しているのに覚えられない」
という声はよく聞きます。
確かに、暗記力には個人差があります。
しかし、詳しく聞いてみると「それじゃあダメだよな~」と思うことはいくつかあります。
いくつかその悪い例をあげてみます。
- 「10回練習する」という課題なので、回数を数えながら練習する。
- 一字ずつ手本を見ながら書いている。
- 読み方が分かっていない。
- 意味が分かっていない。
- 例えば「親切」を10回練習するとき、「親」だけ10個先に書き、後から「切」を10個書き足す。
- 送り仮名を書かない。
回数を数えるとそちらに意識がいってしまい、漢字の印象が薄くなってしまいます。
回数を決めないか、数えなくても分かる回数にすると良いです。
私が小学生の時は「3回書き取りを3セット」をやらされたものです。
また、漢字を「単なる線の集まり」と思わずに、意味を持った言葉であることを意識して練習しましょう。
効果的な練習方法
記憶は、知っていることや他のものと関連付けると飛躍的に覚えやすくなります。
そのために、最低限するべきことは次の2つです。
- 読み方を調べる
- 意味を調べる
これらが何もわかっていなかったら、漢字なんて覚えられません。
また、何も考えずに機械的に練習を繰り返すだけでも、やっぱり覚えられません。
暗記を意識するために行うことは次の3つです。
- 手本や前に書いた漢字を(なるべく)見ないで書く
- 読みを声に出しながら書く
- 他のことに気を回さない
これらが意識的にやった方がいいことですね。
テストでチェックする
最後に覚えたかどうかをテストしましょう。
練習だけでは「暗記した」のか「暗記した気分」なのかが区別できません。
必ずテストをして、書けるかどうかを確認しましょう。
書けなかったものは、また練習しないといけませんね。
そして、またテスト…。
チェック方法としては、それの繰り返しになります。
練習はもちろん大事ですが、それと同じぐらいあるいはそれ以上にチェックも大事なのです。
せっかく練習してもチェックが甘かったら何の意味もありません。
まとめ
なかなか漢字が覚えられなくて苦労していた生徒は、まずここに書いたことを実践してみてください。
自分の中で確実な練習方法を定着させることが大切です。
漢字はあらゆる学習において、むしろ日本での生活において、必要不可欠なもの。
少なくともいわゆる常用漢字は、正確に読み書きできるようにしておきましょう!