各出版社から販売されている「中学受験案内」は、1000ページくらいある辞書みたいな本です。
中学受験をする際に、まとめて知っておきたい情報が掲載されています。
学習塾では常備しているところが多いですが、もちろんご家庭で持っていても良いものです。
「中学受験案内」では、一般的に以下の情報が網羅されています。
・中学校の基本データ
生徒数、教育方針、アクセスなど
・中学校の特色
部活、カリキュラム、コースなど
・中学校の進路状況
内部進学、大学受験状況など
・中学校の入試要項
日程、応募状況、入学金、偏差値など
数ある掲載中学校の中でも、実際の通学圏内はかなり限られます。
それでも、見比べたり知っておいたりすることで、受験校選びの参考になります。
生徒の声を聞いていると、女の子なら制服が載っていることにも興味を持ちますね。
中学受験で行く学校は6年間在籍することがほとんどなので、実はそのあたりも重要です。
おすすめの「中学受験案内」は?
中学受験案内は、基本的には毎年4月に発売します。
たとえば、2023年度入試用の中学受験案内は2022年の4月に発売されます。
よくこんな質問をうけます。
「どれを買ったらいいですか?いっぱい種類があって…」
結論から言うと、ペラペラと見て自分が読みやすそうなものを選んで大丈夫です。
というのも、中学受験案内はデータがまとまっているだけでなので、掲載内容の違いはほぼありません。
フォーマットや文体、一部の特集記事が異なるだけです。
大事なのは、ご家庭や本人が中学受験案内を見て受験へのテンションを上げることです。
本屋さんに行って
「なんとなくこれが読みやすそう!」
というものを選ぶのが良いと思います。
6年生ぐらいであれば本人が自主的に選ぶのもアリですね!
おすすめの中学受験案内の特徴まとめ
おすすめの中学受験案内の特徴を簡単にまとめました。
晶文社「首都圏中学受験案内」
定価:2,640円(税込)
黄色い受験案内でおなじみの晶文社「首都圏中学受験案内」です。
・フォーマットが見やすい
・豊富な情報量
・分かりやすい
個人的には1番好きですが、少し文章が堅い気もします。
データを重視するならこれがおすすめです。
声の教育社「首都圏版 中学受験案内」
定価:2,310円(税込)
・比較的、雰囲気が柔らかい。
・四谷大塚/首都圏模試/SAPIXの偏差値に対応
こちらの方が全体の雰囲気がポップで読みやすいです。
また、特集記事も「あ〜確かにそれは知りたかった!」というものが多い印象です。
SAPIX「中学受験ガイド」
定価:2,420円(税込)
大手学習塾のSAPIXが出版している中学受験案内です。
特集ページとしても、難関中学の体験記や講師から学習アドバイスなどがあり、より実践的な内容となっています。
難関中学の受験を考えているなら、とても参考になりますね。
中学受験案内は買っておいた方が良い!
中学受験案内は安い本ではないですし、わりとかさ張ります。
でも、これが一冊あるだけで、ご家庭やお友達と受験に向けて話すきっかけになります。
結果的にそれが中学受験へのモチベーションアップに繋がることもあります。
ぜひ一度、本屋さんに行って、中学受験案内を手にとってみてください!!
「高校受験案内」については、以下の記事で紹介しています。