こんばんは、野田です。
小学生と話していると、たまーにこんなこと言っている子がいます。
「僕、中学になったら勉強頑張るんだ。だから今は遊んでおく。」
(と言って、勉強しない口実にしている)
うーん、これ、実はちょっと思い違いをしているかもしれません。
今日は、このことについて、ちょっとお話をしたいと思います。
勉強は、中学になってから、突然始めるわけではない
当然なんですが、中学生になってから、初めて勉強する人っていないです。
小学生の頃から習ったことをベースにして、中学生は学校で色々と学んでいきます。
だから、小学生の勉強ができていなければ、中学校で頑張ろうと思ってもうまく進まない。
これは、しっかりと頭に入れておいた方が良いことです。
算数ができなければ数学はできません
特に歴然とした差が出るのが数学。
小学生の頃に習った、分数や小数の計算力は、中学生の数学の基礎になります。
速さとか割合の問題などもそうですね。ここがわかっている前提で、中学校の教科書は作られているんです。
算数ができていないと、中学校で数学を習い始めた時に
「まずは、小学校の復習からやろうか。。。」
という状態が数ヶ月続くことになってしまいます。
逆にここができていれば、最初の頃の数学って、楽しくてしょうがないです!
だって、ほとんどのことが余裕でわかるのですから。
舐めると怖い!?小学生の漢字
漢字は、本当に、本当に、小学生のうちにしっかりと練習してくださいね。
中学生になると勉強しなければいけないことが増えてきますから、漢字の練習時間ってあまり取れなくなります。でも、漢字はテストでしっかりと出題されるんですよね。
都立入試では、漢字の書き取りは、全て小学生で習った漢字から出題されています。
これ、本当なんです。
それだけ、小学生の頃に習う漢字が、高校に入るにあたっても大切だということなのです。
でも、高校受験の前になって漢字の勉強をしている時間なんて、そうそう取れるものではありません。他にもやらないとならないことがたくさん出てきますから。
なので、小学生のうちにしっかりと漢字の勉強をしておいて欲しいのです。
全ての基礎は小学生に!
小学生の勉強の基礎があって、初めて中学生、高校生へと続く勉学の基礎が成り立ちます。
「中学生になったら頑張るから、今は勉強しない」
ではなく、
「中学生になったら頑張るために、小学生の時にしっかり勉強しておく」
というのが正解だと思ってくださいね。